シリアの旅 ユーフラテスの流れ
2005-09-19


シリアの旅の紹介です。

シリアには2002年10月15日〜10月24日までと
2002年11月7日〜2002年12月5日までの2回にわたって滞在しました。

シリアへの滞在で最も見たかったものの一つが表題のユーフラテス河。
デリゾールという街を訪れて3日間この河を見ていました。
我ながら暇だなぁと思うのですが、飽きもせずにいろんな時間帯の河を眺めてました。

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夕暮れのユーフラテス河

メソポタミア文明はこの河の流域から起こったといわれています。
自分はかなり大きな河だなと思ったのですが、これでも昔に比べるとだいぶ水量が減ったと言われているそうです。
まあこれだけ大きな河が無いと大きな文明を築けなかったということからは、水の重要性を改めて感じます。

まあ「今後、起こりうる紛争の多くは石油ではなく水を争うものになる」
などということをおっしゃる先生もいるようですし。
実際、このユーフラテス河の水の管理についても、トルコ・シリア・イラクで結構問題となっているようです。

[LINK] (禺画像])
こちらは月夜のユーフラテス河

月があまりにもまぶしいので夕食後、散歩したときの風景です。
旅をするとき、あまり人通りの無い夜には出歩かないのですがシリアは別格。
実はシリアは中東でも治安が最もいい国のひとつです。
対日感情も極めてよく、比較的安全に旅をできる国のひとつです。

但し、これは「たまご」がデカイ♂であるからというのもあります。
女性の場合はいろんな意味で大変。
スカーフの問題や言い寄ってくる野郎。
結構大変な事もあるようです。
でも基本的には本当にいい人ばかりなので、ぜひ訪れてほしい国のひとつです。

夜の散歩からホテルに帰る途中で、町工場のおっさんからお茶に誘われました。
[LINK] (禺画像])
そのときの様子

工場の外に小さな机を出し、1斗缶で火を炊いてお茶をご馳走になりました。
たまたま、アラブ菓子を買った帰りだったので、こちらからはそれを勧めたり、タバコを勧めたりしてお茶をいただきました。
もうすでに秋も近く、散歩帰りの冷えた体に暖かく甘い紅茶がおいしかったです。
英語なんて通じません。
でも身振りとこちらが知っているわずかなアラビア語で会話をしました。

彼らにしたら
「旅人は神様からの贈り物」
というイスラムの教えを守っているだけなのかもしれませんが、とってもあったかい気持ちになれました。
良い思いでのひとつです。
[イスラムを旅して]

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