リコーの
GR DIGITALのブログ[LINK]の中でポケットツールという表現が出てきます。
いい言葉です。
自分にとってのツールとはなんなのか?少しだけ
一年間の旅のかなで、ずっとジーンズのポケットに入れてきたものがあります。
ナイフとライトとライター
これが僕にとってのポケットツールでした。
トルコのイスタンブールに入ってからずっと一緒に中東を巡り、ナイフはある事情で4度目のイスタンブールの空港で別れましたが、後の二つは今も部屋の片隅に転がっています。
残念ながらデジカメはさすがにポケットには入りませんでしたがケースを使って腰につけてました。
ライター以外のポケットツールなんてものは、実際の出番はすごく少ないのですが、いろんなときにふとした拍子で役に立ってくれました。
ナイフもライトもライターだっていまどき百均に行けば何ぼでも売ってます。
でもそこにこだわるという点が、単なる道具をツールにしているのだと思います。
使用するシーンを考え、何に使うのかを熟慮し、こだわってものを選ぶ
これこそが単なる道具を「ツール」という別次元に導くのです。
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これが持っていったナイフ
まあ良くあるヴィクトリノックスです。
でもあまり機能の多いやつではなく、ピクニッカーというどちらかというと機能の少なめなやつ。
こだわったのは、@刃が大きめ A缶切 B栓抜き Cコルク抜き があるということ。
まあ出先で果物をむいたりできる程度のことで考えてのですが、思いのほか重宝しました。
特によく使ったのは缶切。
日本では缶詰もプルトップ形式のものが主流ですが、海外ではまだまだ缶切りを必要とする単なる缶詰が主流です。
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ライトはこれ、ミニマグライトのAA
これも結構役に立ちました。
シリア等中東のの遺跡では細部までは照明施設が整っていないようなところもあって、よく使いました。
あと、アフガンでの停電時とか、パキスタンの便所
日本では思いもよらないところが結構暗かったりするんです。
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ライターはこれ
これは旅のために用意したわけではなく、サラリーマン時代からずっと使っていたもの。
もう足掛け8年になるでしょうか。
高校生見たいな若い子ががジッポを使うのを見かけることが多く、それがいやになって使っていたジッポをすべて処分して乗り換えたライターです。
マナーが悪いやつと趣味が同じってのはなんかね。
もうあちこちガタが来ているのを分解して掃除しては、騙し騙し使ってました。
オイルライターなのにワンアクションで火がつくのが好きでずっと使ってましたが、日本に帰国したらご臨終。
基幹部品の歯車がとうとう駄目になってしまいました。
それ以来は、ずっと部屋の片隅で眠ってます。
時折手にとってブラスについてる自分の指紋模様の焼けを眺めています。
ツールはなかなかには捨てられません。
それが道具との一番の違いなんでは無いでしょうか?
「思い入れ」の入り方がぜんぜん違うんですね。。
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