第15回 あん摩マッサージ指圧師国家試験問題 感想1
2007-03-02


まあ少しずつ国家試験の感想でも書こうかと思っています。
特に勉強法などこれから国家試験を受ける人の参考にでもなれば・・・
(私の勉強法はかなり偏ってますが・・・)

先ずはつらつらと あん摩マッサージ指圧の国試問題 を振り返って


問題1 インフォームド・コンセントについて正しい記述はどれか。
   1 医師のみに適応される
   2 裁判所は採用していない
   3 宗教上の教えである
   4 医療法に定められている

いきなりカマシテくれます。
過去の問題と大きく傾向が変わったとこを象徴するような問題ですね。
これまでの国試ではインフォームド・コンセントの概念を問うてくるだけだったはずです。
ちなみに答えは4。
平成9年の医療法改正で、
「第一条の四  2  医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するに当たり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならない。」
という1文が医療法に追加されているそうです。
今後このような形式の問題が増えるとするとキーワードについては概念だけでなく根拠となる法制度も含めて調べる必要がでそうですね。


問題2 生活保護で現物支給されるのはどれか。
   1 住宅扶助
   2 医療扶助
   3 教育扶助
   4 生活扶助

生活保護云々はともかく、現物支給と金銭による支給の違いさえわかっていれば解ける問題です。
現物=サービスで支給されるもの→2ですね。
この医療扶助の選択枝が介護扶助などに変えられるとかなり難しく感じます。


問題3 第二次予防はどれか。
   1 休養
   2 禁煙
   3 人間ドック
   4 予防接種

一次=いわゆる予防、二次=早期発見・治療、三次=悪化防止・社会復帰
三次予防とリハビリテーションをからめた問題なんてのもありえますね。


問題4 有酸素運動として用いられないのはどれか。
   1 ウォーキング
   2 ジョギング
   3 ウェイトトレーニング
   4 エアロビクス

バカにしているのか?


問題5 地球温暖化に対する宣言はどれか。
   1 モントリオール議定書
   2 ワシントン条約
   3 ウィーン条約
   4 京都議定書

時事問題でしょうか?
ちなみに、ウィーン条約・モントリオール議定書はどっちもオゾン層絡み
ワシントン条約って・・・象牙かよ!


問題6 疾病と公害の組み合わせで正しいのはどれか。
   1 イタイイタイ病    地盤沈下
   2 川崎病       大気汚染
   3 水俣病       水質汚濁
   4 中皮腫       土壌汚染

オーソドックスな問題ですが、選択枝に時事性がありますね。
中皮腫=アスベストが鉄則です。
時事疾患も抑えておくべきなんでしょうね。


問題7 作業環境の測定単位で誤っている組み合わせはどれか。
   1 照度        ルクス
   2 湿度        ℃
   3 一酸化炭素   ppm
   4 気積        m3/人

オイオイ!


問題8 最近5年間のわが国の死因別死亡率で減少傾向を示しているのはどれか。
   1 脳血管疾患
   2 悪性新生物
   3 心疾患
   4 肺炎

一番コントロールできそうな疾患はどれだろう?
と発想して血圧コントロールで減少しそうな1を選択
実際の統計データを見るとかなり微妙な感じです。


問題9 3類感染症はどれか。
   1 コレラ
   2 腸管出血性大腸菌感染症
   3 ペスト
   4 日本脳炎

1類から4類まできれいに網羅された選択枝です。

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