シリアの旅 国境の街ダラー2
2006-07-11


一夜明けて次の日、実はここからボスラ遺跡に出かけていたんです。
“ボスラの記事はこちら”[LINK]

遺跡から帰ってきて、今度は無事にレストランでぐるぐるチキンを食べたら、今日がラマダン最終日であったことが判明。
(正確にはすで断食は終了ですが・・・)
ラマダン中は何かと交通機関に振り回されることが多かったので、ラマダン終了は大歓迎。
早速、国境越えでもしますかなと翌日の移動を決意します。

シリアからヨルダンの国境越えは陸路です。
メインとなるルートは3つ。
@ ダマスカスからアンマンへの直行国際バス
A ダラーからセルビスやバスを乗り継ぐルート
B Aの一部(国境越えの部分)をタクシーチャーター

@を選ぶ旅行者が多いかな?
今回選んだのはAORBの選択肢。
だってもうすでにダラーにいますから。

これを選んだ理由は・・・
トルコ − シリア間の国境で散々バスでの越境を果たしているため。
(このときすでにトルコ−シリア間の国境は3回通過しています)
で、乗り合いセルビスに乗って近くのバスターミナル(タクシーチャーターもここから)に向かいます。

[LINK] (禺画像])

ターミナルに向かったら、なぜかターミナル閉鎖中。
売店すらやってません。
写真はたった一台だけ稼動していたタクシー。

よくよく話を聞いてみると・・・つたない英語でわかったのは
「ラマダンオワッタ ホーリーデェイ ハジマッタ」
→ラマダン終了、うん、ここまでは分かる昨日確認済み。
→ホーリーデイ→ホリデイ→休日?!
「まだ休むんかい!」(正直なワシの心の声)

運ちゃんが続けます。
「モウ、キョウバスナイ オマエチャータースル ワタシノ タクシー」
いや、もともと数人で借りるもんでしょう。
計画的にお金を使い切ろうとしていたため、一人で借り切れるシリアポンドは・・・・ギリギリないかも。

この当時の相場は200シリアポンド(貸切)
運ちゃんの言い値は300シリアポンド
手持ちのは255シリアポンド
うーん、微妙。

ひとつ深呼吸をして考えます。
ここで値切りに入ると一人でチャーターする羽目になる。
3〜4人は乗れる車ですがしょうがない、2人で貸切でよしとすることにします。
もう一人を待って、ダメならもう一度両替し、別の街に足を伸ばそうと腹をくくりました。


2時間後、何とかもう一人、ヨルダン人のおっさんの相乗り相手が見つかりシリア脱出。
ちょっと国境の検問所でトラブリそうになるも無事ヨルダン入国。
入国2回、滞在40日にも及ぶシリアの旅が幕を閉じます。

次からはヨルダンです。
[イスラムを旅して]

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